欧州遠征中のラグビー日本代表は11月20日(火)、21日(水)19時(日本時間27時)から「JAPAN XV」として対戦するバスク選抜戦のスタジアムである、ビアリッツのアギレラ・スタジアムで前日練習を行った。
「バスク選抜」とはフランス1部の「トップ14」に所属し、バスク地方を本拠地とするバイヨンヌ、ビアリッツ、モントワの3クラブの選抜チームのこと。バイヨンヌとビアリッツからはそれぞれ11人、モントワからは2人の選手が出場。ビアリッツからはフランス代表61キャップのSHディミトリ・ヤシュヴィリ、54キャップのLOジェローム・ティオンなどの豪華メンバーも出場予定だという。
スペインに近いフランス南東部のビアリッツの暖かい日差しの中で、欧州遠征2連勝中の日本代表メンバーは、明日の試合に向けて10時45分から1時間ほどの練習を行った。相手のFWが大型で強いと予想されるため、2人でしっかりタックルに行く練習や、合計4人でラックをオーバーして素早く球出しする練習を行った後、春からやり続けている「アタック・シェイプ」の確認などに精を出した。タックル練習では、コーチ陣からは「TK(タックルのスポットコーチを務めている格闘家の高阪剛氏の愛称)スピリッツ! しっかり相手の懐に入って!」という声が飛んでいた。